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在宅ホスピスケアは訪問看護の魅力の一つ(シシリー・ソンダース)

2021-12-22

在宅療養支援 楓の風グループ

代表 小室 貴之

 

訪問看護事業参入には様々な魅力がありますが、「楓の風訪問看護アカデミア」と連携すると、楓の風が得意とする在宅ホスピスケア領域の患者様に対応することが多くなります。ホスピスの世界には一人の師がいます。近代ホスピスの母と呼ばれるシシリー・ソンダースです。

 

(画像:訪問看護協会出版会様のwebより拝借)

シシリー・ソンダースは末期がんの患者が苦痛を緩和しながら最期の時まで人間らしく穏やかに過ごせるよう、セントクリストファーホスピスを設立した人物です。いわゆる近代の「ホスピス」と呼ばれる施設の原点ともいえるセントクリストファーホスピスは、ロンドンの郊外にあり、私も以前、ここの研修センターで学ぶ機会をいただき、懐かしく思います。

シシリー・ソンダース先生は数多くの名言を残しているので、訪問看護に携わる者であれば一度くらいは名言に触れておくとよいでしょう。例えば「あなたはあなたであるから重要であり、あなたの人生の最期の時まで重要です。私達はあなたが平安のうちに死ぬことができるだけでなく、最期まで自分らしく生きることができるように、できる限りのことをします。」や「話を聞くこと自身が、多くの症状に対して治療効果がある。不安と抑うつは薬剤によっても改善するが、最も有効なのは話を聞くことである。」などが有名な言葉ですが、自分らしく生きることを支えることを目的とし、かつその手段は医療でみられる薬などによる治療ではなく、患者の言葉に耳を傾け、寄り添うことだと教えています。

このブログの別の記事でも書きましたが、在宅ホスピスケアに携わる訪問看護は問題解決能力よりも、患者の言葉を引き出し、その想いを形にする価値創造力が求められる仕事といえます。訪問看護は人生の最期の過ごし方を創造する、クリエイターともいえる仕事かもしれませんね。

 

訪問看護に取り組むという事、そして制度が求める在宅ホスピスケアに誠意をもって向き合う事で、シシリー・ソンダース先生を起とする近代ホスピスの歴史を担う一員となることができるもの、大きな魅力の一つといえるでしょう。この魅力、2022年1月6日、7日に開催するオンラインセミナーでもお話しさせていただきます。

https://peatix.com/group/11596925

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

 

おまけ・・・(思い出写真)

セントクリストファーホスピス

 

セントクリストファーホスピスのエントランス。二階建ての建物の2階がシシリー・ソンダース先生の執務室だったところ。奥の病棟は後に増築された約30床程の施設ホスピス。緑が豊かな敷地内には作業療法を行うコテージや、世界中から訪れる実習生たちを指導する研修センターなどがある。(画像筆者撮影)

 

アルフォンス先生

若かりし頃、セントクリストファーホスピスに学びに行った筆者。今は亡きアルフォンス・デーケン先生(上智大)と。

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